今さら書く話題でもないのですが、ノンアルコールビール市場が世界で拡大しているという。
【2019年ノンアルコール飲料レポート】によると、10年前と比較して約4倍に売り上げが伸びているらしい。
内訳を見てみよう。
- 18年統計の市場では、ビールテイスト、カクテル、チューハイなどは約2209万ケースで前年比103%伸びた。
- 19年は約2265万ケースで前年比103%と伸びた。
飲酒離れ、健康志向の生活様式
アルコール、ノンアルコールと言えば、キリン、サントリー、サッポロ、アサヒの4大メーカーがあるがいずれも【機能性表示食品】や【特定保健用食品】など消費者庁が「健康に効果がある」などと認可した新商品なども出回っており、健康志向の消費行動に拍車をかける形となっているという。
さらに、新型コロナウイルスの影響により、自粛要請や在宅ワークなど生活様式が変化し、飲み方も変わり、ランチや休憩の間にノンアル飲料を飲む人が増えているというのだ。
世界保健機関の戦略が後押し(海外のノンアル市場も拡大)
それでも、アルコール飲料に占めるノンアル飲料の割合はまだ約5%だが、世界保健機関(WHO)がアルコールの有害性をアピールするなど世界戦略を打ち出していることから日本だけでなく、海外でもノンアル市場が拡大していると言われている。
まだ、2国ではあるのだが09年から19年の10年間を比較して見た場合、
いずれも急成長しているというのだ。
ビールメーカーの関係者によると、「この波は今後も日本だけでなく、世界各国に広がっていくでしょう」とされている。
個人的に言えば、アルコールもノンアルコールもいずれもメーカーは同じなので企業戦略としてはどちらが伸びてもそんなに問題はないでしょうし、消費者に合わせた商品を開発していくことは当然です。
企業戦略だけでなく、患者数約100万人超、疑いや予備軍含めて約400万人前後いるとされているアルコール依存症が今後も増えていくだろうと推測されることを考えれば、ノンアルコール市場の拡大に期待したいところだ。
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