閉鎖病棟入院3日目
入院前に38度超あった熱がなかなか下がらない。まだまだ、休養が必要だ。ベッドに横になっておこう。
普通の人なら、もう、すでにお酒は抜けて脳もクリアなはずだが、アルコール依存症の僕は離脱症状や倦怠感で脳がまだまだボーっとしている。
ほとんど食べずに浴びるような飲酒を約3週間続けてきたから、緊急入院というのを頭で理解はしている。
僕の入院計画は、「休養」ということで点滴を1日2本×4日間=合計8本だと言われた。これがどういう数字か看護師に聞いてみたところ、かなり多いらしい。
それだけ、僕の体は限界にきていたということだろう。
1本で約5時間かかるから1日10時間は点滴でつながれた状態というわけだ。不自由すぎる。
詳しいことは分からないが、点滴を打つたびに腕に注射を打たれ、管でつながれる。
「何回、注射を打ちやがるんだ」と内心、思っていた。
でも、点滴を打つごとに少しずつ僕の体調も回復していった。食事の量も少しずつ増えてきた。
断わっておくが、僕が入院した8日間なんて、日常で考えれば一瞬に過ぎないかもしれない。だが、閉鎖病棟という退屈な環境で過ごすのは僕にはきつすぎた。
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