閉鎖病棟入院5日目
朝一、飲酒検査(よく警察官がやるやつ)と体温を計り、お酒は残っておらず、体温も36度台まで下がったことで個室から出る許可が出された。
ただ、そんなことで喜んでいるようではダメだと自分に言い聞かせる。
正直、入院前の連続飲酒約3週間+入院2、3日ぐらいまでの記憶があいまいだ・・・。
この日あたりから、まだ完全ではないものの、だいぶ脳もクリアになってきており、連続飲酒初日からを振り返っても、空白期間とでも言うべきか、なぜ、そのようなことになったのか自問自答を繰り返す。
連続飲酒の時は、「もう死にたい」「どうでもいいや」っていう風にしか考えることしかできなかったのだが、なぜか薄れてきている。
でも、分かる気がする。アルコールは、飲酒コントロールが不能なだけでなく、思考まで支配されるということ。
事実、借金や人間関係など外部か何かしらの要因・影響で追い詰められているわけではなく、お酒そのものに追い詰められてるということ。
この日は、主治医と入院期間について話し合いをした(長くなります)。
主治医「入院前と比べると、だいぶ、良くなってきてるね。でも、お酒は、コンビニとかだと24時間いつでも購入できるし、誘惑が多い。あなたの場合、任意ですし、退院はいつでも良いと思う。10日間の計画だけど、少しでも不安があれば私は延長をすすめる。今、とても厳しくてね、例外を除き、病院側も本人の意思に反することはできないんだよ」
自分「(厳しいことに対して)そうなんですね。正直な気持ち、早く退院したいです。ただ、仰る通り、お酒の誘惑は多くなります。僕は、今回、初めての入院ですけど、むしろ退院してからのことが大切だと考えています。退院してから飲んでしまったら何の意味もありませんし、先生をはじめ看護師、家族、友人や知人などに恥ずかしい思いをするので飲みません。外来に戻していただけないでしょうか?」
主治医「病気だから仕方ない部分はあるんだけど、私は入院したからといって何も完璧にやる必要はないと思ってる。ただ、外来に戻すのは簡単なんだけど、あなたは抗酒剤の薬を飲まずにお酒を飲んでるし、今回、私が見て絶対に入院じゃないとお酒が止まらないと見たから入院させたんだよ。退院するのは良いけど、抗酒剤は毎日、飲むものだからね。アルコール依存症は、そんなに甘くないよ」
自分「分かりました。甘く見てるつもりはありませんが、薬は毎日、徹底して飲みます」
主治医「まあ、あなた、今回初めてだし、入院して分かると思うけど閉鎖病棟って並大抵のものじゃないんだよ。一応、来週あたりの退院を予定しておきましょう。それから、あなた、肝臓がとても悪い結果が出てるので、精神科だけでなく、内科とも連携するので色々と治療していきましょう」
そのような、やり取りをした。
主治医と話をしてみて感じたのは、1番に断酒は1人の力だけではどうにもならないということだ。また、抗酒剤を徹底することの大切さと、今回、結局8日間の入院だったが、次、スリップしたら、そうもいかないような雰囲気を感じた。
この日は、体調は良くなってきたものの、主治医との話し合いを持つことで本当に退院で良いのだろうか、不安が交錯し始めた。
話が前後左右バラバラで、よく分かりにくい文章になってますが、ちなみに、主治医の外来は8月31日の退院以来の明日15日となっています。
入院期間8日間+15日=断酒23日間
とりあえず、1ヶ月を目標に頑張ろう。
↓にほんブログ村ランキングに参加登録しています。応援が励みになります。クリックしていただけたら幸いですm(__)m