約3年会っていない断酒会メンバー(始まりの終わり)
さかのぼること約6年前の話。
僕は、自助グループ「断酒会」の門戸を叩いた。僕は、決して、憂鬱ではなく、飲酒に苦しみ一人もがいていたのだが周りの支えもあり、ようやく1歩が踏み出せたという感じだった。
当時、僕はアルコール依存症を否認していた。絶対に、お酒はやめないし、断酒会なんて行かないって気持ちだった。
しかし、葛藤があったにも関わらず、その葛藤はすぐに消えた。すぐに、親切な仲間たちが出迎えてくれ、心が救われた気になったからだ。
断酒会には約3年通った。そのうち 、最初の1年は断酒できなかったが、後の2年は仲間の支えもあり、断酒することができた。
しかし、僕が再飲酒してしまったことにより、仲間の1人が嫌気が差したのか不満だったのか、口論になり、喧嘩した。
確かに、断酒会という性質上、飲酒をすることは好ましくないのは承知している。だが、甘えに聞こえるのかもしれませんがお互いにアルコール依存症を患っている関係である以上、飲んでしまうこともある病であることは承知しているはずだし、少なくとも僕はそう理解している。
それらを理解している上で、それでも、それ以上に僕自身も相手の態度に不満だったり、怒りの感情を持った。僕が手を出すほどの喧嘩をした。
それでも、僕は一度、正式に相手に謝罪の気持ちを伝えたが、喧嘩が発生した前後の相手の態度に納得していない。
確かに、どんなことがあろうとも手を出すことは良くないが、時と場合によって、ごくマレにではあるが手を出されても致し方ないケースもあるだろう。
例えば、お互いが身内だったり、親友の場合、多少の喧嘩ぐらいで訴えたりしないだろうし、喧嘩をすることによって仲良くなることもあるだろう。正当防衛というのが認められるケースもあるかもしれない。
つまり、僕にとっては、確かに手は出したが相手に対して不満を持っている、極めてマレなケースで、文章だけでは伝えるのが難しいが、それぐらいのことだった。
それもその話。約3年前の話である。それ以来、一切、連絡も取ってないし、会ってもいない。時間が解決すると思っているし、それ以上、関わるつもりはない。
ただ、断酒会という性質上、お互い命がかかっている関係なので健康ではいてほしいと思う。直接は、伝えることはできないが・・・。
過去は変えられないが未来は変えられる。失ったものを取り戻すのは難しいが、これから得るものがある。
時すでに遅し。元には戻ることはないだろうが、新しい道を進んでいる。
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