今この瞬間を生きる教え【一夜賢者の経】
先日、このブログで紹介し、読み進めていた本の内容を一部紹介します。
断酒半年(新たなステージへ) - 断酒道~仏教に学ぶ生き方~(5月9日)
大愚元勝さんの「苦しみの手放し方」です。素晴らしいと思った言葉なので引用いたします。
一夜賢者
過去は追うな。
未来を願うな。
過去はすでに捨てられ、未来はまだ来ない。
だから、ただ現在のことをありのままに観察し、動揺することなく、よく理解して、実践せよ。
ただ今日すべきことを熱心になせ。
明日、死のあることを誰が知ろうか。
かの死神の大軍と会わないわけはない。
このように考えて、熱心に昼夜怠ることなく励む人、このような人を一夜賢者といい、寂静者、寂黙者と人はいう。
この言葉は、仏教の「一夜賢者経」という経典です。
一夜とは、「1日」のことを指し、「賢者」とは「今日1日、怠ることなく励む人、今日すべきことを熱心にする人」だといいます。
僧侶には絶対になりたくなかった
大愚元勝さんは、大愚和尚の名前で有名ですがお寺の子供として生まれ、幼少期の頃は「絶対に僧侶にだけはなりたくなかった」といいます。しかし、厳しい家庭環境や師匠に育てられ、今では本を書いたり、ユーチューブでは「大愚和尚の一問一答」(登録者約24万人)という動画を配信し、人気を博しています。
今この瞬間を生きる
大愚さんによると、「過去の出来事が忘れられず、苦しくて苦しくて仕方がない時、見えない未来を憂い、怖くて、しかたがない時、そんな時は一夜賢者の言葉を読み上げてみてください。きっと、今この瞬間は過去でも未来でもないことが自覚できるはずです」と述べています。
一夜賢者
オススメです(^^)
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